ある男の爪あと

mayte Flanagan

2008年08月15日 19:29




はいはい、こんばんわぁ。
明日いよいよ試験だってのに
どうしても記したいことがあって
ネット喫茶からのお届けですよ。

都内某所の
あんまりパシッとしてない系の
そんなネット喫茶でありますが

とりまキャラメルマキアートが
飲み放題という点でOKってことで。

で、今日はちょっと内容ディープになりますゆえ
いつもに増して長文の予感です。
面倒な人は、このままスルーな感じでOKってことで。
ボクは『CLUB ZERO』という名前の
ちょっと変わったプリンス系クラブのマスターだったりするわけですが

少し前まで
ボクらの仲間には、とある男が加わっていました。


先に結論言ってしまうと
彼はボクらの前から姿を消してしまったのですが
どうして姿を消してすぐさま
このことに関して自分の思いを綴らなかったかというと

忙しかったからぁ。
なんていう、そんなんじゃなくて

ボク自身の主義として
『去るものは追わない』というのがあるからで

その主義を貫くためには
彼がボクの今から挙げんとしているところの文章を
見るかもしれない・・・というような思いが
何よりも、ボク自身の中にあってはならなかったからなのですが


これから綴ろうとしていることは
ボクが、ボク自身の我が儘な考え方によって
誤解があったように思う。だの、気持ちの掛け違いがあったかも。だの
もっと話がしたかった。だのという
そういうことではなくて

ボク自身の、ボクから見たところの、
彼の存在たるや。のことについてです。


このセカンドライフの世界には
ものすごいビルダーってのは五万といらっしゃいまして
そりゃもう、感嘆しっぱなしになっちゃうような
すごい建物、すごいSIMなんざ、たくさんたくさん存在するのだけれど

ボクはね

ボクなりに、彼の作るものが、大好きだったのです。



彼とボクとはしょっぱなから
いろんな問題や勘違いなどがあって
もめたりもめなかったりした時期もあったのだけれど

最終的に
ボクが最も信頼していたスタッフは彼で

彼にどう見えていたかどうかはわからないし
どう映っていたかも想像もつかないけれど


ボクは彼が言っていた

『この世界に自分の爪あとを残したい』

というセリフは


多分一生忘れないのです。



おそらくこのセリフは
『この世界に』となっていたけれど
彼のリアルライフにも反映されているに違いなくて

うまくいっている、いっていないはさておき
少なくとも、いつでも、どこでも
そういう心意気で生きようとする男だったと
ボクは認識していて

今、彼がまだセカンドライフ内にいるのかいないのか
それすらもわからないのだけれど


何事に関してもね。
そういうスタンスで物事に取り組む人間が
ボクは、とにかく大好きなのです。


所詮ヴァーチャルじゃん。
所詮ゲームじゃん。
何言ってんの、ケラケラ。

的な考え方もね。ありっちゃ、あり。


だけどボクは
何事にも真っ直ぐな気持ちを向ける人が好いと思う。


例えばね

ボクのこの世界における『夢』たるやの話を
何気なく、あるいはとくとくとしたりする場面において

抽象的過ぎてわからないとか
そんなの所詮無理じゃんとか
先に書いたようなニュアンスで
何がんばってんの、適当でいいじゃん、必死だな。ワラ。
みたいなね

そういう感じの人もいるの。

もちろんそれでもいいし
ぶっちゃけ、本性とか実態とか現実ってのは、それだとも思う。



でもね。

『自分の爪あとを残したい。』なんていう
そういうスタンスで物事に取り組む奴って言うのは
決して、そういうボクを笑わない。

そして

ボクが自分の考えを上手に話せなくたって
詳細なビジョンや構想をバシーッと目の前に提示したり
うまいプレゼンなんかできなくたって

『わかって』くれるんだ。



とかいって・・・
別にわかってくれてたってわけではないかもしれないけどね。

少なくとも
しっかりと、そのソウルは感じてくれてた気がするんだ。


ボクにとって彼は
それくらい重要で、大切で、かけがえのない仲間であったので
彼が残したあらゆるオブジェクトは
ボクがこの世界から徹底的に退く、そのときまで
どんなことをしても守るつもり。

いろんな都合で
削除されてしまったものもあるのだけれど
ボクが保存できるもの
ボクがそのまま置いておくことを許す権利を持てているものに関しては
なるだけ長く
なるだけずっと

そのままにしておくつもりでいます。

『CLUB ZERO』の建物も然り。
ちょっと自分が手を入れてしまったけどね。
ほとんど全部といっていいくらい、彼の作品です。『CLUB ZERO』は。

そして、その南側に位置するところにある
入り口も窓もない、建設途中の建物と
ろばた焼きやをやるつもりであったらしい小屋も。

気が向くようなら見てやってくださいまし。
見たからって、何のこたぁないにしてもね。

もしかしたら
奴のヴァイヴってのを感じることができるかもしれません。

PaisleyPark Region内『CLUB ZERO』に行くならこちら→Click




って、そんな風に書くと結果的に
ボクとは違う考えや意見を持ってる人に対しての
批判や批難みたいに映るかもしれないのだけど

決して、そういうのではない。というのも書いとくね。


あくまでもこれは
自分のスタンスの話。
綺麗事だと映るなら、なおさらにね。

綺麗事だからこそ
守っていきたいと、心の底から思ってること。


ボクは、相手はどうあれ
仲間として、一度でも関わった人に対して
すべてにおいて、文字通り、みんなみんな、
なるだけ、なるだけ、このスタンスのままでいるつもり。
そのままでいることを大切にしていくつもり。


今までもそうしてきたし
今現在も、そうしているつもり。

これは

この世界だろうが、リアルだろうが、ネット上の関係であろうがね。


最後にどんな別れ方になった人であったとしても。
髄の髄まで
その人を否定なんかできるわけがない。
その人を拒絶することなんかできるわけがない。


とか言っても
ボクという人間は、とてもとても弱いから
愚痴も文句もバンバン言うし
いつだって我が儘放題だから

そんな気持ち、なんてのは伝わってないかもしれないけどね。


こういうのはさ
伝わったなら、そんな素敵なことはないけれど
伝えたいから思うのではなくて
思うから、思うのであるから
究極的には、伝わんなくてもかまわないんだ。

こんだけ長々と綴っといて矛盾してっけど。



とまあそんなわけで。

明日は英文読解と、哲学基礎購読の試験。

意味のわからん
『論理学、別名思考の技法』たるやの講義を受けたリポートを書くのだ。
わけのわからんままに
とにかくやたらと英文を読解しちゃうのだ。


そして、それをやっつけ次第
家に戻って
いろんな諸雑用をやっつけて
セカンドライフの世界に戻るんだぜ~!

thinking thang