Magnolia(ムダに長い独り言)

mayte Flanagan

2008年10月15日 13:29






ココはどこかと問わるれば
『魑魅魍魎(ちみもうりょう)』という
ボクのSIMの親SIMなのですけれども。

先ごろプレオープンしたってんで
探検に行ったときのスナップ。
なんとなく人生の酸いも甘いも系。なSSになった気がしたり。

まあ、それはいいんですけども
唐突にトム・クルーズの話がしたくてね。


ボクはトム・クルーズが大好きで
『CLUB ZERO』ブログにもいつだったか
エントリーを挙げた気がするのだけれども
(確か『カクテル』のエンターテイメント的バーテンの絡みで)


彼の作品はほぼ全て見ていて
ほぼ全て大好きで
その中でも『マグノリア』と言う映画は
ボクの心の映画ベスト10の中に入ったまま
追い出されずに君臨し続けている一つであります。

この映画の中で
父親の愛を受けずに育った男の役なんですが
彼は『父の愛を受けず、母を早く亡くした役』って結構やっていて

忘れてたんだけど
この間スカパーで何気にやってて再度見た
『レインマン』の中でも同じような役どころでした。

『ザ・エージェント』と言う映画も
ボクの心の映画ベスト10に入ってる映画ですが
これねえ・・・この映画における『ジェリー・マグワイヤ』という役も
同じように父の愛を受けてない系かもしれない。

なんて勝手に決め付けてみつつ。


そういうボク自身も父の愛を知らずまま
大人になった人間でありまして
なんなら母の愛もあんまわからないままなんですけども

親の愛が欠如したままに大人になった場合

寂しさや絶望感や孤独感という見えない敵から
自分を『怒り』ってので防御するしかなく
いつも何かに怒ってる。みたいな人間になるのかな。と。


いや、これ、自分のことだけども。


でもそれ『寂しさ』や『孤独感』とかの防御ということで
怒りを内に、或いは、鎧のように外に身につけているのであって
それはそのまま『弱さ』の表れで

『弱さ』は時に
その痛みがわかってしまう流れから
『優しい人』のように映ったりもしますね。


でもほんとは全然優しくありません。
身勝手なだけです。
身勝手になるしか
それは自分を辛い事から守る術がなかったからなのだけど


とにかく性格悪いです。
超サディストです。
愛すると、好きになると、意地悪したり
感じ悪いことばかり言い始めてしまいます。

若しくは、きちんと
かまってやれなくなったりします。

愛の表現の仕方がわからない。


おまけに『通常こうするであろう人の思考と行動の流れ』ってのと
自分のそれとが著しく違っているために

必要以上に誤解されたり
必要以上に傷ついたり
必要以上に人と自分の間に距離を設けたりします。

若いころに比べたら
随分それでも、丸くなったし
当たりもよくなったほうなんだけどもね。

だいぶ前よりは
上手に立ち回れるようになった気もするし。



とまあ、そんな感じで
この『マグノリア』にしろ
『レインマン』にしろ『ザ・エージェント』でも
トムの演じるところの男たちは
みんな得てして嫌われ者だったり
理解しがたい人格を持っているように見えます。

でも
人間って本能的に『愛』もわくようになってるし
『優しさ』も『思いやり』って言うのも
ある種『当然の排泄欲求』かも知れず

故に、ちゃんと持ち合わせてもいます。

ただ、それの上手な表現の仕方を教わってない。



人はみな完全な人などいなくて
みんなどこかしらに問題を抱えているし
それは内的にも外的にも存在している問題で

問題に上手に対処できる時ばかりではないから
苦悩もするし苦悶もするのだけれど
それでも生きてる。
何とか、ぐちゃぐちゃながらに、生きてる。

よくなりたいと思いながら。



そういう部分ね。
うまく言えないんだけど、そういう、部分。

その部分が、描かれてる作品ってのが
『マグノリア』ではないかなと。

大勢の登場人物がいて
みんなすっちゃかめっちゃかです。
みんなボロボロで、ギリギリ。

自分の超個人的な、外的、或いは内的な理由により
ギリギリに追い詰められてるし
自ら追い詰めてもいる。

でも、生きてる。とにかく。生きてる。


最後の最後に『ありえないこと』として
ちょっとしたびっくり出来事があるんだけども
たぶん『ありえないこと』なんていうのも
ボクらが勝手に決めつけてるだけであって

何でもありなのかもしれなくて


というか
例え、自分が『最悪の事態』に陥っても
たぶんそれも、本当は、な~んてことないこと。


つまらない価値基準を抱えてるから
最悪だの最高だのってな。
そういうカテゴリーわけしちゃうだけに過ぎなくて。

あ~でも『最高』って感じることだけは
確かな気もするね。



って。

またしても言いたいことがわからなくなってきたけども
そんなこんなで人生って悲しいかな
綺麗事ばかりではないのだけど
それでもね

みんな、状況や環境こそ違えども
大抵似たか寄ったかのギリギリなのだ。たぶん。

思うようにならない歯がゆさや切なさは
みんなきっと知っているに違いなくて。


少なくとも・・・
ここまで読んでくれたあなたが
ココで今だらだらと言葉を連ねた文章の
どことなくのニュアンスだけでも
心に伝わる人だったならば

『マグノリア』を見て、いい映画だと思えるのではないかな。


なんて。エラソーw

何しろいい映画です。
トム・クルーズも、いい役者です。
ハンサムな上に、いい役ゲットできて、
またそれを演じれるってのは
ラッキーな男とも言えます。

てなわけで
最近は『マグノリア』のサントラばかり聞いてたり。


秋にちょうど良いのですよ。




てなわけで、長くなりすぎましたし
こんなとこで

映画って、ほんっとに、すばらしいですねっ。
さよなら、さよなら、さよなら・・・・。

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